otosick’s diary

音にまつわる日常

音のない人生なんて vol.8

秋の長雨ってのは梅雨よりシトイな。。
休みの日の度に雨だの台風だのやってたらどこも出掛けられんな。。

てか、急に久々にあれが聴きたい!ってなって、2軍、3軍落ちしたCD をケースから引っ張り出すって事たまにあると思うけど、、それがこの前あって、それがこちらです!

ロンドン・コーリング

ロンドン・コーリング

ザ・クラッシュのロンドンコーリングです!
実に何年ぶりだろう。。うん十年だな。

高校時代はパンクブームで、ホワイトライオットがきっかけでクラッシュが気に入ったオレはクラッシュのCD を近所のCD 屋に探しに行った。
ジャケットがパンクっぽいから、これもパンクで格好いいはず!となけなしの金を手にして、初めて買ったクラッシュのアルバムがロンドンコーリングでした♪
ワクワクしながら家に帰って聴いてみると、あれ!?いきなり耳に飛び込んできたのはあのロンドンコーリングのギターがしっかり四拍子を刻んだイントロ。。なんか違う。。パンクの疾走感もアグレッシヴさも感じられない。。これはあのホワイトライオットのクラッシュか?失敗したか?と、パンクな曲を意地でも探そうと曲を次々とスキップしてって、
たどり着いたのは13曲目のコカ・コーラって曲。
唯一テンポが速い曲。これを無理やりパンクと思い込み、失敗して買ったって事を認めないようにした。。
当時はお金もなく、当然聴くCD は少なく、このロンドンコーリングをひたすら聴くしかなかった。。みんなはパンクを聴いているのに。。
全19曲よく聴いたものだ。。
でも、ロンドンコーリングのおかげで音楽の幅が広がった。。オレのルーツになった気がする。
その後、コンバットロックも手に入れて同じ思いをしたのは言うまでもない。。両者とも最高の青春を共にしたアルバム。。

さてさて、本題に移ろう。
久々にロンドンコーリングを聴いたわけだけど、この十何年、ブラックミュージック中心だったせいもあってか、新鮮さがある。新しい発見があった。

聴いていた当時はまだ、音楽のおの字もわかってなかった(今でもわかってないけど)。でも、改めて聴くと、演奏が上手いと思った。パンクバンド=演奏が下手と言う概念が少なからずあったからだ。
何よりドラムがタイトな印象を受けた。
1st 、2ndも改めて聴き直してみたが クラッシュってそこまでパンクによりすぎてなかったんだなぁと、、当時の他のバンドの多くは1、2年で敗退してしまったが、、他のバンドはパンクしか出来なかったのにクラッシュはパンクもできるロックバンド。いや、ロックと言う域も越えてる感じだな。レゲエもやるし。
天下無双バンドだな。(褒めすぎか?)
パンクやロックと言う狭いカテゴリーに納めてはいけないバンドだと個人的には思う。

いや~しかし、ロンドンコーリングは捨て曲一切なし。曲順も文句のつけようがない。しかも、ロックからレゲエからスカからロカビリーから音楽も多彩だけどゴチャゴチャしてないのよ全然!全部がクラッシュでまとまってる!あっという間の19曲だね、
クラッシュの魅力を再確認できた!

今度、クラッシュのマイベストを作ってみようかな?できればテープで♪

是非ともクラッシュをあなたの音楽ライブラリーへ!